こんにちわ、たろすけです。
この記事では、
・勤務社労士って何?
・どうやったら勤務社労士になれるの?
・勤務社労士って需要あるの?メリットは?
こういった疑問についてお答えしたいと思います。
実際に総務に勤務している実体験を踏まえて解説したいと思いますので、最後までどうぞお付き合いください。
勤務社労士とは
その名のとおり、
会社に勤務している社労士
のことを言います。
勤務しているその会社のために社労士業務を行うことを目的に社労士登録をおこなっているので、当然ですが他の会社や他人も求めに応じて社労士業務を行うことはできません。
社労士業務についてはこちらを参照ください
勤務社労士の役割
主に人事の職員として、職場の給与や社会保険事務をおこなっている方が勤務社労士として働くことになると思いますが、
勤務社労士は実際に会社でどのような役割が求められるのでしょうか。
それは
社労士としての信頼ある業務
ということに尽きると思います。
と感じる方もいらっしゃるかもしれません。
確かに、社労士の資格を持っていない方もできる仕事を社労士として行うというだけなので
表面的にはあまり変わらないような気もします。
ただ、多少の違いを上げるとすれば次のようなメリットがあるのではないかと思います。
勤務社労士になるメリット
・外部の人間に対しての信頼感
・提出書類の添付省略
・資格手当などがあれば給与アップ
外部の人間に対しての信頼感
勤務社労士として社会保険協会に登録した場合、名刺などで
私は社会保険労務士です!
と名乗ることができます。
例えばその企業の社員、もしくは労働基準監督署や日本年金機構など、人事関係書類の監査などで訪問があったときなどに
「私は社会保険労務士です」
と言えれば、その方の安心感・信頼感は増すことでしょう
提出書類の添付省略
日本年金機構や労働基準監督署などに提出が必要な書類の中には
「社会保険労務士記載欄」
という欄が設けられているものがあります。
ここに社労士が付記した場合
例えば雇用保険被保険者資格取得届や喪失届、離職証明書、厚生年金保険被保険者報酬月額算定基礎届等で、作成の基礎となった資料(労働者名簿、出勤簿、賃金台帳)の添付を省略することができる
扱いが認められています。
年収アップ
これはその会社の賃金体系にもよりますが、
もしお勤めの会社が資格手当など資格の取得に基づく実績に応じて給与に上乗せをおこなっている会社であれば勤務社会保険労務士として登録を行うことで年収アップにつながるかもしれません。
登録にかかる費用などを会社が負担してくれる場合などもあるようですのでその辺りについても人事に確認することが必要ですね。
勤務社労士の平均年収
勤務社労士の平均年収は基本的にはサラリーマンの平均年収と同じですが、大阪大学の「社会保険労務士の業務展開についてのアンケート調査」によると上記のグラフのとおりです。
概ね年収400万円から800万円の間に集中しているような感じですね。
まとめ
以上、この記事では勤務社労士についてまとめてみました。
社労士は合格後の道が多岐に渡る使い勝手の良い資格です。
この記事が皆様の参考になれば幸いです。