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社会保険労務士試験合格体験記。3年で掴んだ合格と、社労士資格以上に得たもの。

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たろすけ
たろすけ
はじめまして、たろすけと申します。

私のくわしいプロフィールはこちらで掲載しています。

プロフィール たろすけ こんにちわ、たろすけです。 私は30代半ばの一般会社員です。妻と娘がおり、3人家族で仲良く過ごしています。 数...

私は、サラリーマンを続けながら社会保険労務士試験(社労士試験)にチャレンジし、そして、自身3回目の試験でなんとか合格をしました。

その経験と記録をここに書き綴ることで、みなさまの

・社労士試験にチャレンジするきっかけ

・社労士試験勉強のモチベーション維持

・社労士試験合格への参考

になれば良いなと思いますので、私自身の合格体験記を書きたいと思います。

たろすけ
たろすけ
合格までの道のりは決して順調なものではありませんでしたが、今思うと本当に充実した日々でした

社労士試験を受けようと思ったきっかけ

そもそものきっかけ

社労士試験といえば、まあまあ難しい部類の試験になるのではないかと思います。

私が受験しようと思い立った時にザーッとネットを調べると約1000時間の勉強時間が必要だと書いてありました。

たろすけ
たろすけ
一日2時間勉強したとしても1年半はかかる計算です!

ではなぜそんな労力をかけてまで受けようとしたのかというと

専門的なスキルを身につけたかった

からです。

当時の私は漠然とこのまま会社員を続けることにものすごく疑問を持っていました。

果たして定年までここで働き続けて、退職後に幸せな人生だったと言えるのだろうか・・・

とはいえ、職場に何か不満があったわけでもないんです。

ただ、漠然とした、何かを自分の力で成し遂げたいという気持ちがありました。

でも、自分には会社を急にやめて何かを始める勇気も力もない。

たろすけ
たろすけ
あとからわかることなんですが、30代を迎え始めるとみんなこういった悩みを抱え始めるみたいですね

そこで、ふと

たろすけ
たろすけ
そうだ、資格を受けよう。自分に何かスキルを身につけよう!

と、今考えるとあまりにも安直な考えですが、この決意こそが私の人生が変わり始める最初の一歩だったのです。

数ある資格の中でも社労士を選んだ理由

資格を受けようと決意した私ですが、なぜいろんな資格がある中で社労士を受けたのでしょうか。

それは、実は、

このまま勤務を続けながら社労士として会社に貢献することもできるし

自分で独立して社労士事務所を開業することもできる

という選択肢が多い資格だと感じたからです。

たろすけ
たろすけ
例えば行政書士の資格では、会社勤めをしながら行政書士として働くという道はありません

それと、社労士の分野(社会保険や年金)に多少の興味があったということもあります。とはいうもののそこまで興味津々というわけでもなかったのが正直なところです。

でも、結果的にこの資格はめちゃくちゃ自分に合ってることがわかりました。

私が社労士資格にあっていたなと思うポイントは

・社会保険の制度を知れば知るほど素晴らしい制度だと思えたこと

・開業するにも、会社で働くにも生かすことができる資格だったこと

・働きながら受験するにちょうど良い難易度と合格率だったこと

社労士資格のメリットって結構あると思いますが、本当にちょうどいい資格だなと思います

ついに勉強開始

最初は独学でやろうと思いました。

やっぱり教材の安さが魅力的でしたので。一番安いもので3000円くらいで購入できますよね。

検討していたのは、ユーキャンの速習レッスンでした。

でも、いろいろとネットで調べる中でやっぱり

社会人にとって大事なのは、お金よりも時間

と考えるにいたりました。

仕事をしながら勉強するので、やっぱり時間の制約が一番大きいと思い、お金をかけてでも合格確率が高まりそうな教材を選ぼうと決意しました。

そして選んだのはユーキャンでした。

私がユーキャンの通信講座で良いと思った点はこちらにまとめています。

【受講経験者】ユーキャン社労士講座はおすすめできるのか。受講経験や実績などを踏まえて解説いたします。 こんにちは、たろすけです。 社会保険労務士試験の受験を考えているけど、どの通信講座を選んだらいいかわからないと悩んでいませんか。...

注文すると2〜3日で教材が届きました。たしか寒い冬の日でした。

でも、私の熱意は燃えるように熱く、絶対に合格してやるぞという強い決意でみなぎってました。

労働基準法から順番にテキストを読もうとひたすら通勤電車の中でインプットを行なっていました。

当時の勉強時間は

・インプット(通勤電車往復)     :1時間

・アウトプット(帰宅後子供が寝てから):1時間

          計        :2時間

という感じでした。

正直テキストは読んでいてもなんのことを言ってるのかさっぱりわからず、アウトプットといって、問題集を解こうとするんですが、問題文も解説文も意味がわかりませんでした笑。

たろすけ
たろすけ
ここは反省点です。初めのインプットに時間をかけすぎました。資格試験はとにかくアウトプットが大事! わからなくてもまずは問題の出題方法に慣れること。

でも当時の私はひたすらこれを続けていて、半年たったくらいでようやく最後の厚生年金保険法まで終わったのです。

終わる頃には、最初に勉強した労働基準法の知識は遥か彼方へ笑

そんな中、ついに第1回目の社労士試験の日を迎えます。

1回目の受験は見事に不合格

テキストを1周読んで、問題集も1周分しか解いていない状態で臨んだ自身第一回目の社労士試験でした。

神様へのお願いだけはきちんとして、一丁前に受かるかもなんて思っていたんですが、結果は見事に撃沈。

選択式問題は足切り基準点に達しなかった科目が3科目総合点も3点足りず

択一式問題は足切り基準点に達しなかった科目が2科目総合点は8点も下回りました

たろすけ
たろすけ
「箸にも棒にもかからない」とはまさにこのこと!

でも、試験の結果にはそれなりに落ち込みました。

だって、6〜700時間は勉強したんです。

でも、悔しいということは本当に合格したいと思っているという証拠だと超ポジティブに捉えて、早速試験当日から勉強を再開しました。

2回目の受験に向けて勉強再開

1回目の試験の反省点を自分なりに洗い出しました。

・インプットに時間をかけすぎて試験までに問題を解く時間がほとんどなかったこと

・試験の形式についてあまり理解していなかったこと

・キーワードが曖昧で、知識が定着していなかったこと

来年の試験までにはこれらの反省点を生かして、勉強するぞと硬く決意しましたが、ここで発生するのが通信講座を再受講するかしないか問題です。

そして、わたしは通信講座を再受講しないことにしてしまいました。←反省点

勉強時間をとにかく増やし、会社の昼休憩や、ちょっとあいた15分などがあれば必ず勉強時間に当ててました。

帰ってからもテレビやユーチューブなどは一切見ず、ひたすら勉強勉強勉強

1日3〜4時間は勉強していたでしょうか。

たろすけ
たろすけ
家族には多少迷惑をかけましたが、土日の昼間に勉強は絶対にしませんでした。あくまでも家族第一優先。

問題集は大体7〜8周くらいしました。

もう、どういう問題がきてもいいぞと思えるようになりました。

2回目の受験

そうこうしているうちに自身2回目の受験日が来ました。

この時の心境としては、

たろすけ
たろすけ
ここまで対策してきたんだから私が受からないはずがない

そう思えるくらいまで頑張りました。

そして、試験の結果は上々の出来。

まさにこれは合格した!という手応えを感じていました。

受験後の自己採点

試験を一度受けられた方はご存知かもしれませんが、

受験会場を出ようとする時にはすでに「選択式」の回答速報を各予備校の方々が会場の外で配布しています。

そこにはだいぶ確度の高い選択式の回答がもう記載されているのです。

でも、選択式試験は足切り試験なのでなかなかこの回答を直視できないという笑

帰りの車の中(妻に送ってもらっている)でまずはすべての回答を隠し、自分の自信があるところから確認をしていきます。

科目で3点以上とれていることを確認したら次に自信のある科目へ。

こうやって確認していき、一番自信がなかった労一の残して全て3点以上あることを確信しました。

最後は残すところ労一のみ。

一問ずつ確認して・・・

・・・正解・・・・不正解・・・・不正解・・・・正解・・・・

最後は・・・・

正解!!

こうして選択式で足切りがないことを確認したところで私は今回の試験の合格を半ば確認しました。まだ択一式の自己採点もしていないのに。

 

そして、家に帰って夜8時ごろになるとこれまた各予備校の解答速報がネットで公開され始めます。

私はユーキャンを受講していたので、ユーキャンの解答速報を待ち、

選択式で足切りを回避している余裕もあってか、スイスイと自己採点をしていきます。

そしたら、、、あれ?・・・

雲行きが怪しいぞ・・・

合計点はいくらだ???

43・・・? これって合格できるの?

なんと選択式は足切り回避したのに択一式は43点。たしか45±1点が基準点になっていた気がする・・・

ということで、正式な合格発表は合格発表日を待つことになりました。

たろすけ
たろすけ
いつからか合格発表が10月の初めになっていますが、私が受験した当時は11月の初めでしたので、合格発表までに2ヶ月以上待ちぼうけとなります。

合格しているかしていないのかが確定しなければ次の試験に向けて勉強を再開するかどうかも決められません。

もやもやした日々が僕の心を蝕む日々でした・・・

2回目受験の合格発表日

私はその日、仕事でしたので、朝のこっそりと官報の掲載ページをみて自分の受験番号があるかどうかを確認しました。

そして、自分の番号がないことを確認して、その日の仕事のモチベーションは0に。

その日の帰り道で来年は必ず合格すると自分に誓って、その日のうちに新しい通信講座を契約して来年の受験に臨み始めました。

必ず3度目の正直を実現すると。

3度目の受験に向けて

3度目の受験、かれこれ3年近くをこの試験に費やしていることになります。

次は絶対に合格すると決意した私でしたが、まずは去年までの反省点としてなにがあったのかを書き出すことにしました。

去年までの反省点

・通信講座を再契約しなかったことから法改正問題を落とした

・模試もお金をケチって受けていなかった

・基本的な問題をいくつか落とした

・数字要件がとわれる問題で手間取って時間をロスした

・予想問題からの逆算勉強ではなく、積み上げ式の勉強をしてしまっていた

これら4つの点が挙げられました。

このうち、一番初めの通信講座の再契約をケチったこと、2番目の模試をケチったこと。これは非常に後悔しました。

あれだけ時間を重視して、合格までの最短ルートで行こうとしていたのに、結局数万円をケチるために1年近くの時間を無駄にしてしまったからです。

そして、すぐに再契約。

今度は音声による解説がある講座を受講して、通勤時間の家から駅までや、駅から職場までなどのありとあらゆるスキマ時間を勉強で埋め尽くしました。

5分以上の時間があれば必ず勉強していました。

こうして、これまで2回の不合格経験からくる反省点をフルに活かして、とにかく徹底的に勉強しつづけました。

3回目の受験

一生懸命勉強して徹底的にやっていると、時間はいくらあっても足りなく、あっという間に1年が過ぎ、受験日が来てしまいました。

この時の私の心境は

明鏡止水

まさにこの一言です。

こころのざわめきは一切ありませんでした。

必ず合格する。そう信じて疑わない状態で試験会場に臨むことができました。

逆に

たろすけ
たろすけ
受かっても受からなくてもどっちでもいい。これだけ準備して試験に臨めている時点で僕はもう成功しているのかもしれない

という、一種の達観した状態にもなっていたような気がします。

試験中も心のざわめきはありませんでした。

ついに合格

試験が終わり、家に帰ってもなぜか自己採点をするきにはなれませんでした。

まだ合格してもないのに、自分がもう今後社労士試験に全力で挑むことがないのかという寂しさを感じている、そんな気持ちでした。別に来年受けないと決めたわけでもなかったですが。

1週間くらいしてようやく自己採点をしました。

結果は選択式も足切りなし、択一式も前年度の基準点を大きく超える点数で文句なしの合格でした。

ついに合格日当日、私は官報で自分の受験番号を探しました。

目玉が飛び出そうになるくらいの緊張感。心臓が服を押し出しているのがわかるくらい大きく動いてるのがわかりました。

たろすけ
たろすけ
あ、あったーー!!

私の3年間の勉強がようやく報われた瞬間、実は仕事中だったので、誰にも共有できず、一人で幸せをかみしめました。

その後は、社労士連合会から送られてくる合格後の資料を読み込み、社労士として登録するには事務指定講習を受講するか実務経験2年が必要なので、実務経験を積むことに。

たろすけ
たろすけ
奇跡のタイミングで人事労務系の部署に異動できたので転職せずとも実務経験を詰めました。これはラッキーでした。

実はもうすでに実務経験3年目に突入していますが、まだ登録はできていません。

すぐに開業を考えていない私は、コロナ禍で今登録しても特にメリットはないと判断していて、コロナが終息すれば、現役の社労士先生と交流できることも増えるだろうと思っているので、そろそろ登録してもいいかななんて思ってます。

社労士試験を通じて学んだこと

ようやく社労士試験の合格証書を手にした私ですが、実はそれよりもこの試験を受けてよかったなと思うことがいくつかあります。

それが、

・努力をすればいつかは目標を達成できるという成功体験を得られたこと

・勉強が習慣化し、今では何かを学んでいないと落ち着かなくなったこと

・社会保険を知り、契約している民間保険を見直せたこと

・勉強している私を見て、子どもも真似して勉強するようになったこと

ざっとあげただけでもこれらのことがあります。

社労士試験を受けるにお金も時間も結構使いましたが、それ以上のものは絶対に得られたと思います。

たろすけ
たろすけ
あの時、この試験に踏み出さずに今を迎えていることを想像すると、何も成長していない自分が容易に浮かんできてゾッとします。

いえば、正直これが社労士試験でなくてもよかったのかも知れません。

何かにチャレンジするということが私をここまで前向きにし、充実感を与えてくれたのかも知れません。

この記事を読んで、みなさんが社労士試験に限らず、何か自分がやりたいことにチャレンジしていただければ幸甚です。

それでは、以上、合格体験記でした。