こんにちわ、たろすけと申します。
私は今勤めている会社を辞められるほどの実力をつけたいとの思いから
社会保険労務士試験に挑戦、合格し結果として
「今の会社に残る」
という選択をしました。それは
今の会社で、希望していた「人事」の部署に異動させてもらえたから
です。
自分の興味がなかなか湧いてこなかった前部署から、
自分がやりたいこと、知識を活かせる「人事」に異動させてもらったことにより、辞めたいと思っていた気持ちから結局は、ここで経験を積ませてもらおう
ということで前向きに仕事に取り組むことができています。
この記事では、
・社労士試験合格からそのことを会社に伝えるまでのはなし
・伝えてから異動するまでのはなし
・異動してから感じたこと
・これから自分が目指すところ
について書いていきたいと思います。
実体験に基づいて書きますので、参考にしてください。
社労士試験合格から会社に伝えるはなし
私が合格発表を確認したのは、職場でした。
確か朝の9時に合格発表が行われますので、会社のパソコンからこっそりと官報を見てドキドキしていたのを覚えています。
合格を確認した後、その興奮を1人で噛み締めることに必死でした。
そこからしばらく会社にそのことを伝えるかどうかは悩みました。
なぜなら
・資格手当はなく、給与に影響しない
・社労士の登録費用を会社が負担するわけでもないので自己負担のみが発生する
・自分が資格をとったことを自慢に思われることが嫌だ
など、あんまり自分にメリットがないような気がしたからです。
ただ、登録しないとしても合格したことだけは伝えてみようかなと思っていたところに
毎年行っている、希望の部署などを伝えることができる調査の時期が来ました。
みなさんご存知のとおり社労士登録には実務経験or事務指定講習の受講が必要です。
そして事務指定講習には「約7万円+結構な時間」がかかります。
そこで私は思いました。
もしこの会社で人事課に異動して社会保険や給与計算などの仕事につけたらお金をもらいながら実務経験を積むことができるのではないか
そういう気持ちで、人事課を希望することにしました。
そして、少しでもその実現性を高めるために
「社会保険労務士試験に合格」と書いたのです。
すると、なんとその次の異動期に、人事課に異動することができたのです。
担当者には
希望してきたんだからちゃんとやってよ
となんともまあ、気持ちが刺々しくなる嫌味も言われましたが、兎にも角にも希望が叶いました!
異動してから感じたこと
異動してから感じたことは3つあります。
・試験で勉強した内容が全然実務に直結しない!
・結構責任感ある仕事だけとやりがいがある!
・奥が深すぎて学べば学ぶほどわからなくなる
・試験で勉強した内容が全然実務に直結しない!
最初に来た時に社会保険の資格喪失・資格取得の手続きをしました。
そこで初めてみる手続きのための書類。はっきり言って何をどう書けばいいのかわかりませんでした。
当然ですよね。試験では申請書の書き方など勉強していませんから。
でも、自分がちょっと専門家気分でもあったので、そこで一回ポキッと心がおられました。
当たり前なんですが、社労士の試験に合格した人よりも、そこで実務を経験している人の方が詳しかったんです。
実務経験を積むとはこういうことだと割り切って、とにかくいろんな手続きを経験させてもらうことで自分のスキルアップに励みました。
・結構責任感ある仕事だけとやりがいがある!
そんなこんなで、なかなか役に立つには時間がかかりそうな私でしたが、仕事自体はすごく楽しかったです。
というのも、やっぱり人のために働いているという実感が得やすいということが大きいです。
職員が病気したときや、休業した時などの手続きなど、社会保険を通じて人生や家族を支えることができているという感覚になり、改めて社会保険労務士の存在意義を知ることができる毎日でした。
職員の疑問などにもスルスルと答えられるようになってくると職員からの信頼も厚くなりそれもまたやりがいになりました。
・奥が深すぎて学べば学ぶほどわからなくなる
ただ、社会保険は年々どんどんと改正が行われており、前に行った手続きどおりではダメなことが多々あります。
その都度勉強して、自分の中に落とし込む必要があり、それは楽しくもあり大変なことでもありました。
また、状況は人によってさまざまですが、それを法律に当てはめなければいけないのでケースバイケースのことも多く、そう言ったことを追求していくとどんどんと迷宮入りしてしまうなぁと思ったこともよくありました。
日々成長をしていかなければいけないなと身が引き締まる思いです。
これから自分が目指すところ
私かかれこれ人事課で働き出してすでに4年が過ぎようとしています。
この4年でいろんな手続きを経験し、それも繰り返し行ってきたので、今後どのような手続きが来てもそれなりに対応が可能だという自信がついています。
最近は、私はここでもっとスキルを身につけたら今度は自分の力を試すために
自分の事務所を開きたい
という気持ちが少しずつ芽生えています。
でも、会社が外部の社労士に手続きを頼むほどのインセンティブを与えられるほどの能力が必要なこともわかっています。
そのために今自分に何ができるのかを考えながらひたすら目の前の業務をこなしている毎日です。
まとめ
以上が、私が合格してから人事に異動した時のはなしでした。
結果として当初の目的であった、会社を辞めることはしていませんが
社労士という試験に合格したことから自分の人生がどんどんと前に動き出している感覚が強くあります。
みなさんもぜひ何かに挑戦してみてください。